就活新ルールでオワハラがさらに増える? 学生も企業も困惑?!
7月31日のめざましテレビ、めざましSEVENのコーナーの特集を観ました。メモと感想を少し。
学業優先などを理由に政府は経済界に対して、選考の時期などを遅らせるように求めたそうです。
応じた経団連は面接などの選考活動開始を8月1日からという新しいルールを決めたそうです。
しかし、この新ルール
・罰則などはなそうです
・経団連に所属していない中小企業や外資系などは8月以前に活動開始可能だとか
↓
大手企業の活動が始まる前に中小企業の内定をもらっている学生がいるようになっています。
現に番組取材でもすでに内定を持っていてなおかつ就職活動を続けているという学生が何人か登場していました。
さて、この新ルールですが、
何が困った事になるかというと
中小企業
・例年より早めに採用活動を開始するようになった。当然採用活動期間が伸びることになる。
・内定を出しても例年より辞退者が増える事が予測されるのでそれを見越して多めに内定を出さなければならない。
学生
・大手を狙わない人は早めの段階から会社を搾れるので良い
・夏休みがつぶれる
・卒業制作に影響が出てしまい、勉強がおろそかになる
・大手希望の学生が中小企業で内定をもらうことで中小本命の学生が落ちてしまうのがかわいそう
良い面もあるみたいですが、なんだか悪い面のほうが多く、目立つ気がするのは私だけですか?
表題のオワハラについてですが、
「オワハラ」=「就活終われハラスメント」のことで、
企業が内々定や内定を出す条件として学生に就職活動を終えるよう強要するハラスメント行為。
のことだそうです。
企業側としては内定を出した学生がバラバラと辞退していってしまっては採用計画ならびに新年度からの配属などに影響が出るわけですから、そりゃあ逃したくないわけですよね。
今年度の新ルールでこのオワハラは増えるんだろうなぁ、という事が容易に想像出来ますよね。
結果
・学生は就職活動の期間が伸びることになり、勉強が二の次になる。
・中小企業は採用活動期間が伸び、なおかつせっかく内定を出しても8月以降、どれくらい内定辞退が出るのか戦々恐々で過ごさねばならない。
・大企業は中小企業が優秀な人材に内定を出していくのを手をだすことも出来ず8月まで待たねばならない。
誰が得をするんでしょうね?
不思議なルールだと思います。
大学4年間の最後の年、約半年もの間就職活動をしてやっと入社した会社。
終身雇用はとっくの昔に崩壊しており、今度はいつリストラされるかわからない状況の中、勤務する。
へたすればリストラ。
運良く定年まで勤務できたとしても、
定年退職後、その頃にはもしかすると年金の支給開始年齢は引き上げられていて75歳位にならないと年金支給開始にならないかもしれない。
定年から年金支給開始までの間(約10~15年間?)、貯金と退職金を切り崩しながら生活。
貯えが無い場合は働きに出るが現役時代のような賃金は当然期待出来ず。
なかなか大変な人生ですな。
大学卒業して会社員になるのが良いことなのかどうかまったくわからなくなってきますよね。
【スポンサーリンク】