モデルチェンジをすると旧式のほうが良かったと感じる事があるのは何故だろう?
モデルチェンジをすると旧式のほうが良かったと感じる事があるのは何故だろう?
自動車でもバイクでも家電製品でも、とにかくデザインというものがついてまわる物にとって欠かすことの出来ない「モデルチェンジ」ですが、往々にしてチェンジ前の旧式のほうが良かったように感じる事が多い気がするのですが如何でしょうか?
そう感じるのは私だけなんでしょうかねぇ。
そこで、そう感じてしまう要因について考えてみました。
・旧デザインに目が慣れている。
・もともと完成されていたデザインにあちこち手を加えた結果、チグハグさが加わった。
・変更されたデザインが時代の先を行きすぎている。
といったところでしょうか。
ではひとつずつ語らせて下さい。
「旧デザインに目が慣れている」
人間はいろいろな環境、状況に対して柔軟に適応する能力がありまよね。
いわゆる「慣れ」っていうヤツですか。
旧デザインの製品を長年見慣れていたため目がすっかりそのデザインに馴染んでいて、モデルチェンジされた新型を見ると違和感を感じるんだと思います。
これは時間の問題で新型を見続けていくとほとんどの場合そのうち慣れて違和感がいつの間にか消えている事が多いです。
この場合の新型はうまくモデルチェンジがなされた成功例と言えるのでしょう。
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「もともと完成されていたデザインにあちこち手を加えた結果、チグハグさが加わった」
旧式のデザインがすでに完成された美しいものであったのに、そのデザインの部分部分に必要ない手を加えたために全体として見た時にバランスの悪さが目立ってしまう場合ですね。
例えば特撮のヒーローが変身した第一段階の姿に比べてパワーアップした姿がゴテゴテとしてなんとも重たい感じになるようなものですね。(もちろん一部例外はありますが。)
初期型というものは当初のコンセプトがはっきりと生かされていて1本1本のライン取りにも意味があるようなものが多いと思います。
そこに後から付け足すような形で異物を加えることで、完成された世界観が崩れてしまうわけです。
この場合の多くは違和感が消えず残念な結果となってしまいます。
「変更されたデザインが時代の先を行きすぎている」
近未来的デザインという言葉がありますが、あまりに未来を先取りしすぎると感覚がついていけずこれもまた残念な結果に終わる気がします。
自動車で「ちょっとこれは先取りしすぎだなぁ」と思わせるようなモデルチェンジがなされる場合がありますが、大抵の場合そのモデルはあまり走っている姿を見かけないような感じがします。
2016年を生きているのに車だけ2050年位の感じのデザインのものを所有しようとは思わない、という事でしょうか。
あくまで私個人の見解ですので悪しからず御了承下さい。
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