医学生の実技試験 倉敷中央病院が採用試験に実技を導入!
7月20日のめざましテレビ めざましSEVENで観ました。
7月19日、医者を目指す学生の就職活動イベントが東京ビックサイトで開催されたそうです。
お医者さんになるのにも就職活動は必須なんですね。
医学部に入学して研修を受けて資格試験に受かれば結構ラクに就職先の病院って決まっちゃうものだと勝手に想像していました。
なかなか厳しいんですね。
さて、そのイベントで岡山の倉敷中央病院の実技試験体験会というのが話題にのぼっていました。
2016年度の採用試験で「実技試験」を日本で初めて導入するそうです。
課題① 1.5cm四方の折り紙で折り鶴を作る (制限時間15分)
課題② 約5mmの米粒にネタをのせ寿司を作る (制限時間15分)
(番組では紹介されませんでしたが、13の部分に分けた約35mm前後のタマムシをもとの形に組み立て直す。という問題もあったようです。)
1.5cm四方の折り紙はなんと1円玉よりも小さい大きさ。
手術用の手袋をした手でピンセットを使いながら折り紙で鶴を折る。
米粒ひとつの上に、大きさに合わせてメスで切ったネタをのせる。
どちらも伝統工芸の職人さんが行うような細かな作業です。
確かに外科医の手術などでは、血管の縫合や小さな腫瘍の削除など非常に細かな手先の作業の正確さが求められるはずで、このような試験というのも非常に意味があると思います。
診療科によって重要度は変わると思いますが、必ず求められる技術・技量ですよね。
と思ったら、手先の器用さだけのテストではないそうで、
そこには、冷静な状況判断や的確な処置、決してあきらめない心といったものが求められているそうです。
少しの判断ミスが取り返しのつかない結果につながる世界だからこそ、厳しい目で見極めたい思いからの実施なんでしょう。
そういった部分はおそらく面接と筆記試験だけでは判断できないですよね。
番組に協力してくださった学生さんがいらっしゃいました。
トライアウトの様子を撮影させていただいていました。
折鶴は相当苦戦していました。
結局、完成は出来ませんでした。
寿司のほうは苦戦しながらも6個作ることが出来ました。
技術力不足を感じたようで、今後に活かしたいと言っていました。
ぜひ立派なお医者さんになって下さい。
机の上の勉強は当たり前に出来て、
さらにその上、
手先の器用さも求められる。
勉強が出来るだけではダメなんですね。
お医者さんになるのって本当に大変ですね。
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