みりん粕 チャン知りメモメモ うま味たっぷり!健康・美容に
今日(5月20日)のあさチャン!、チャン知りは「みりん粕」でした。
聞きなれない名前ですが昔からある品物だそうです。
健康・美容に効果ありとくれば注目度大ですね。
その名のとおり、みりんを作るときに絞った粕から出来るものだそうです。
みりんの材料は、餅米+米麹+焼酎
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50日間熟成させると餅米のデンプンが糖に変わり、甘みや深いコクが生まれる。
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袋に入れて積み重ねるとみりんがにじみ出る
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みりんを搾った袋に残ったものが「みりん粕」
九重味醂の川﨑明子課長は、
「みりんは甘い調味料ですのでみりん粕にも甘みが十分残っています。」とおっしゃっていました。
みりん粕の甘みは
ブドウ糖やオリゴ糖など多種の糖類で構成されるそうです。そのため柔らかで深みのある甘さが特徴だとか。
みりんのもつ旨みやコクもたっぷり含んでいるそうです。
みりん粕に含まれる健康成分について、
東京農業大学の舘博教授は
「レジスタントプロテインといいまして食物繊維と同じ働きをするものが発見されました。」
「コレステロールを低下させる作用や脂質の代謝を改善する、脂のとりすぎを抑える働きがあります」
と説明してくださいました。
体内の消化酵素に抵抗するタンパク質という意味からレジスタントプロテインと呼ばれるそうです。
胃で消化されず小腸に達したレジスタントプロテインはそこで余分な脂質を捕まえて対外に排出するそうです。
そのため血中コレステロール値の低下や便秘解消などの効果が期待できるとか。
みりん粕を使った料理を出すお店も登場しているそうです。
豊年萬福(東京・日本橋室町)の
濃厚和製プリン 季節のフルーツと黒蜜
や
CRECELA(クレセーラ) (東京・渋谷区)の
菌活・素材にこだわった体内リセットメニュー(みりん粕を使ったポテトサラダ)
など。
おつけもの喜多福 (東京・中央区)では、
奈良漬けにみりん粕を使ったものが販売されているそうです。酒粕で下漬けをした後にみりん粕の漬け床を使うそうです。
菌美女会代表の酒井美保子さんは
「みりん粕は食材としてもお使い頂けるんですが、調味料や漬け床としても、色々とお使い頂けます」
とおっしゃっていました。
キノコのみりん粕炒め、豆腐&チーズのみりん粕漬け、みりん粕とパイナップルのシャーベットを紹介してくださいました。
おかずだけでなくデザートにまで応用可能だなんて万能選手ですね。
おいしくて身体に良い、注目度が高まるのは間違いないですね。