mojizo2014’s blog

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残薬 飲み忘れ 金額の推計がヤバイことに

残薬という言葉、あまり耳慣れないですが、かなり深刻な状況みたいです。

 

処方された薬をうっかり飲み忘れたり、種類が多くて混乱してしまい正しく服用できずに残してしまった薬のことを残薬というそうです。

 

特に高齢者の方は持病を複数かかえ、いくつかの診療科を掛け持ちで受診する事も多いでしょう。

それぞれ処方される薬が相当な種類、数になってしまい適切に服用できない事から、ますます症状が悪化。

さらに処方される薬が増えるなどという悪循環も多いとか。

 

2007年、日本薬剤師会が調査したところによると、調査対象とした在宅患者812人のうち4割以上に、飲み残しや飲み忘れがあったそうです。

金額換算すると、ひとりにつき一ヶ月あたり3220円分の残薬があったとのこと。

これは処方された薬の24%に相当するそうです。

推計される残薬の総額は一年あたり400億円を超えるとか。

 

ちょっと考えられないほどの金額ですよね。

 

 

私は血圧が高いので内科を受診し薬を処方して頂いています。朝食後と夕食後に服用するのですが、朝忙しい時などは飲み忘れてしまったり、飲んだか飲まなかったか記憶があやふやな時があったりしました。

 

実際、次回の受診日になっても薬が結構残ってしまっている事のほうが多かったと思います。

 

先日、100円ショップでプラスチック製の薬入れを見つけ購入しました。

カレンダーの形になっていてそれぞれの日付で区切られ、ふた付きのポケットになっているものです。

薬をそれぞれ飲む分ずつ分けて入れておくことで飲み忘れや二重に飲んでしまうことが防げます。

 

私の場合は処方される薬の数が少ないのでまだ大丈夫ですが、いくつもの薬を一日に何回かのタイミングで飲まなければならない人は大変だろうな、と思います。

 

特に、高齢の方などには負担が大きいのではないかと思います。

薬局によっては複数の薬を一包ずつまとめる事をしてくれるところもあるとか。

飲む薬がバラバラのままでは混乱しますよね。

 

究極の理想になってしまうでしょうが、処方された薬を一つの錠剤かカプセルにまとめてしまうことが出来ればすごく楽になりますよね。

常に一錠飲めば良い、というかたち。

患者ひとりひとりのフルオーダーの薬というかんじですね。

理想論ですけど。

 

いずれにしてもなんらかの対応策を打ち出さないと「残薬」の問題は快方に向かわないのでは、と思いました。

 

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